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JAWS3(ジョーズ3)

JAWS3(ジョーズ3)

1983年 アメリカ公開
原作: ガードン・トュルーブラッド
脚本: リチャード・マシスン、カール・ゴットリーブ、マイケル・ケイン
監督: ジョー・アルヴス
キャスト: デニス・クエイド、ベス・アームストロング、ルイス・ゴセット・ジュニア、サイモン・マッコーキンデール、ジョン・パッチ、リー・トンプソン
登場するサメ: ホオジロザメ、シロワニ、メジロザメ





JAWS3 映画予告:

※以下本文中、ネタバレ必至です。
 これから映画をお楽しみになるつもりの方は閲覧ご遠慮下さい。

JAWS3(ジョーズ3)」は1983年に公開されたジョーズシリーズ3作目の映画です。
劇場公開時のタイトルは「ジョーズ3D」で、メガネ着用で観る3D仕様。
舞台をいままでのアミティ市からフロリダに移し、主人公はブロディ署長の息子のマイクに変わっています。

ストーリーはおおまかには以下のとおりです。

前作の主人公マーティン・ブロディ署長の息子マイク・ブロディは立派な青年に成長して、
フロリダにオープンする海洋テーマパークのエンジニアとして働いていた。
そこへ遠方より弟のショーンが遊びにやってくる。

一方、テーマパークと外海を結ぶゲートが得体の知れない何かとの衝突により壊れてしまい、
修理のために水中に潜ったエンジニアが行方不明になってしまう。

行方不明のエンジニアを探して水中に潜るマイクと生物博士のキャスリンだが、
そこで3メートルのホオジロザメに遭遇し、襲われてしまう。
飼育されているイルカの手助けでなんとか危機を脱出した2人は、海洋写真家フィリップとサメ捕獲作戦を試みる。
見事その作戦に成功しホオジロザメを捕らえることができたが、
傲慢なテーマパーク社長のカルヴィンが勝手にそれを客の前に展示した結果、サメは死んでしまう。

さらに同日、テーマパーク内で行方不明だったエンジニアの死体が発見される。
サメの襲撃跡が見つかるが、それは推定10メートル級の巨大ホオジロザメの歯型だということに気付き、
テーマパーク内にもう1匹別の巨大ザメが存在することに気付く。

人々を襲い始めたサメは海底施設をも破壊し、人々を閉じ込めてしまう。
マイクたちはサメを隔離してから施設を修理して客を救出し、
最後は犠牲になったフィリップの爆弾を口の中で爆発させてサメを撃退する。

デニス・クエイド
マイク・ブロディ
(デニス・クエイド)
ベス・アームストロング
キャスリン・モーガン
(ベス・アームストロング)
サイモン・マッコーキンデール
フィリップ・フィッツロイス
(サイモン・マッコーキンデール)
ルイス・ゴセット・ジュニア
カルヴィン・ボーチャード
(ルイス・ゴセット・ジュニア)
ジョン・パッチ
ショーン・ブロディ
(ジョン・パッチ)

○映画そのものの感想
いやー、ひどい。
もうタイトルロゴのセンスからひどい(笑)
続編が出るたびにクオリティが落ちていくというとんでもない末路をたどっています。

当時にしては海底施設っていう設定は発想が新しくて、自分は嫌いじゃないんですけどね。
舞台をアミティ島から移したことで、2で若干感じられたマンネリ感もなくなったし。
たぶん、この脚本はプロット段階ではそこそこ面白かったんじゃないかと思います。

しかし展開スピードのたるいことたるいこと。
90分強の映画なのに、開始30分はひたすらブロディ兄弟が女性とイチャイチャしています。
しかもホラー映画にありがちなポロリサービスシーンでもないんですよねぇ。
サービスなしの、ひたすら誰得でもないイチャイチャシーン。
序盤は間違えてビバリーヒルズ高校白書を借りてきてしまったかと勘違いするぐらいサメ映画らしさがありません。

最初の3メートル級のサメの襲撃シーンでは本物のホオジロザメの姿を混ぜて使っていてなかなかの臨場感。
テーマパークで飼育しているイルカが助けてくれる展開も斬新でグッド。
野生のイルカがサメから人間を守った実例をオマージュしてる感じがして面白いなと思いました。

しかし10メートル級のサメの出現あたりからどんどん残念な雰囲気に。
サメのハリボテは作り物感がハンパないし、無駄にでかいもんだから動きも非常にスローです。
唯一いいなと思ったのはサメの口の中からのアングルのシーンぐらいですね。


サメの背ビレ サメの口の中から
↑序盤から頻繁に出番があるサメの背ビレ(左)、フィリップが食われたときのサメの口の中からの視点(右)

しかもこのあたりで、いままで準主役級に出番があった弟が全く出てこなくなります(笑)
たしかにテーマパークの職員ではない彼がサメ退治に付き合わないのは当然といえば当然ですが、
父マーティンの血を受け継いだ兄弟2人で戦ったほうが話的に盛り上がったのでは?

そして今作一番の問題点。
合成や3D演出などの特殊効果映像が異常なぐらいにショボイです。
どういった神経していたらこんなひどいもの作れて、
どういった神経していたらこんなひどいものにオーケーを出せるのか、
当時の特殊効果スタッフ全員並べて正座させて説教したいぐらいです(笑)

とくにひどくて、もう伝説のシーンとして語り継いでいいのではないかと思えるのは、
サメが海底の司令室に突撃してガラスを割るシーン。
初めてみたとき、「・・・え?」と声が出てしまいました。
まるで落書きみたいなサメの静止画がゆっくり近づいてきて、ガラスがパリーン。

な、なめとんのかー!!

サメ突撃 サメにビビる
↑サメの突撃でガラスが破られるシーン(左)、それに「ゲゲーーッ!」って驚く主人公たち(右)


○登場するサメについて
主役となるサメは今回もホオジロザメです。
3メートルクラスと、10メートルクラスがそれぞれ1匹ずつ。
劇中では母ザメ、子ザメのように呼ばれていますが、実際にホオジロザメが親子連れで目撃された例はありません。

また海底施設のレストランのシーンでは、海の中にシロワニやメジロザメの姿が確認できます。
人工的に泡の壁を作ってサメを隔離しているらしいですが、現実それが効果的かどうかはちょっとマユツバものです。


○サメの撮影方法
いままでのシリーズ同様、サメはそれを模したロボットを作って撮影しています。
ジョーズ1作目にから8年たって機械技術が進歩していること、撮影予算も3倍近くになっていることから、
これまでのロボットよりも精巧なものを作ったらしいです・・・・って、ホントかオイ。

体格が巨大なぶん、かなり大味なフォルムに見えます。
細部の作りが非常に雑。
リアルティがあるかと聞かれれば、まちがいなく「ない」と断言できます。
しかも中途半端に合成を多用しているもんだから、そのショボさは倍増。
あー、なんでこんなことになっちゃったんだろう(涙)









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