サメ64 TOP


RSS2.0




JAWS2(ジョーズ2)

JAWS2(ジョーズ2)

1978年 アメリカ公開
原案: ピーター・ベンチリー
脚本: カール・ゴットリーブ、ハワード・サックラー
監督: ヤノット・シュワルツ
キャスト: ロイ・シャイダー、ロレイン・ゲイリー、マーレー・ハミルトン、ジョセフ・マスコロ、ジェフリー・クレーマー、ほか
登場するサメ: ホオジロザメ





JAWS2 映画予告:

※以下本文中、ネタバレ必至です。
 これから映画をお楽しみになるつもりの方は閲覧ご遠慮下さい。

JAWS2(ジョーズ2)」は1975年に大ヒットしたサメパニックホラー「JAWS」の続編です。
前作で監督を務めたスピルバーグが辞退してしまったため、監督は別の人間。
名作がショボイ続編でダメになる黄金パターンですね(笑)

ストーリーはおおまかには以下のとおりです。

アミティ市の巨大サメ騒動から3年。
街には穏やかな平和が戻っていた。

しかし、前回のサメ退治のときに沈んだ船「オルカ号」の近くで2人のダイバーが行方不明になる。
続いて水上スキーを楽しんでいたボートが爆発、2人の女性が行方不明に。
さらには浜辺には大きな歯型がついたクジラの死体が打ち揚げられる。
3年前の事件を思い出したブロディ署長(ロイ・シャイダー)はサメの仕業だと確信し、
市長(マーレイ・ハミルトン)に警告するが、またもや耳を貸してもらえない。
イワシの群れをサメと間違えて発砲して市民を怯えさせてしまうという失態も重なって、
ブロディは警察署長をクビになってしまう。

一方ブロディの息子マイクとショーンは、友人達とともにヨットに乗って沖へ遊びにいってしまう。
巨大サメの襲撃を受けて恐怖に怯える彼ら。
駆けつけたブロディは海底に沈んでいる電気ケーブルをサメに咬ませて、
電気ショックにより撃退に成功する。

ロイ・シャイダー
マーティン・ブロディ署長
(ロイ・シャイダー)
マーレイ・ハミルトン
ボーン市長
(マーレイ・ハミルトン)
ロレイン・ゲリー
エレン・ブロディ
(ロレイン・ゲリー)

○映画そのものの感想
B級モンスター・パニック映画としてはまぁ普通に面白いでしょう。
しかし前作ジョーズのファンは見事に裏切ってしまいました。

前作にあったサスペンスチックなテイスト、男3人が臨むサメ退治というアドベンチャー的要素、家族愛、
とにかく前作にあった長所がこぞって削られてしまっています。
パニックホラーとして「モンスターが出てきて人々に恐怖を与える」という部分だけを重視してしまった感じが。
ストーリーの深みがほとんどなくなってしまいました。

前作は男3人でサメ退治に挑んだわけですが、今回はブロディ署長1人。
(クイントは前作で死んでしまったし、フーパーはちょうど南極に出張中という設定になってる)
いやぁ、今作を観た後だと、前作の3人がいかに魅力的であったかがわかります。
ヘンドリックスという前作から出ている部下がまぁまぁ良い味を出しているんですが、
彼もサメ退治に同行する展開にすればよかったのでは?

あと脚本的にうーんという部分が多かったですね。
前回のサメ騒動がたった3年前なのに誰もブロディの警告を気にも留めないのはおかし過ぎ。
あと息子マイクのヨット友達の人数が多すぎて、キャラ立てが散漫になってます。
もう半分ぐらいに減らしたほうがいろいろ引き立つ気がするんですが。
キャラが立ってないと、それが死んだときに観てる方は「ああーっ!!」って気持ちになれません。

打ち揚げられたクジラ、カラーリング的にシャチにしか見えないんですけど(汗)。
ああいう体色のクジラっているんでしょうか?

ブロディ自身がほとんどサメと格闘しないのもなんだかなぁって感じです。
最後にケーブル咥えさせたとき以外はほとんどサメと絡んでいません。
だからどうしてもラストシーンが駆け足でとってつけたようなシーンに思えちゃいます。

良かったのは救助に来たヘリコプターがサメによって沈められてしまったシーンかな。
救助が来た希望が一気に絶望に変わる瞬間が、映画としては良い見所になっていると思います。

ジョーズ2
↑息子マイクの危機一髪シーン


○登場するサメについて
主役となるサメは今回も巨大なホオジロザメです。
前作とは全く別の個体で、サイズなどの描写は全くありませんが、たぶん今回も8メートル程度の大きさでしょう。

ただし今作では「サメ」というよりはただの「モンスター」のような描写がされています。
サメの生態とか習性とか、そういうのには完全にノータッチ。

制作側としては、別にワニだろうが未知の生物だろうがなんでも良かったんでしょうね。
凶悪さを増すためにわざわざ顔に火傷の跡を作ったりと
「襲い掛かる恐ろしいモンスター」的な演出ばかりが前に出ています。
サメ好きにとってはこのあたりはちょっとガッカリポイント。

がんばるブロディ 感電死するサメ
↑サメをケーブルを構えて迎え撃つブロディ(左)、ケーブルを咥えて感電・炎上するサメ(右)


○サメの撮影方法
今作でもサメの撮影は基本的にロボットを使っています。
しかし自分がみる限りでは、今作では本物のサメの映像は挿入されていなかったようでした。
そのせいか、前作よりもロボットの精度が上がっているはずなのに
サメの描写がショボく感じられます。
サメの生き物的な怖さは確実に前作のほうが滲み出ていましたね。







サメ64 TOPへ

(C)サメ64 ROSHI [] 2013 All Rights Reserved.