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シャーク・アタック!!

ジュラシック・ジョーズ

2012年 アメリカ製作
監督: フレッド・オーレン・レイ
キャスト: ジョン・シュナイダー, サラ・リビング, ティム・アベル, ジェリー・ラシー, テッド・モンテ
登場するサメ: 深海で眠っていた古代ザメ





「シャーク・アタック!!」 予告:

※以下本文中、ネタバレ必至です。
 これから映画をお楽しみになるつもりの方は閲覧ご遠慮下さい。

この「シャーク・アタック!!」は、2012年にアメリカで製作された映画です。
英題は「SUPER SHARK」で、直訳すると超シャーク(笑)

劇中でもヒロインが「SUPER SHARK」という単語を発していますし、
メインテーマでも「SUPER SHARK!SUPER SHARK!」という歌詞を連呼しています。
邦題も「スーパー・シャーク」にしとけば良かったと思うんですが。
そのへんは何か大人の事情があるんでしょうか。

ストーリーはおおまかには以下のとおりです。

洋上にある石油採掘施設。
しかし謎の事故が発生してその施設は完全に崩壊してしまう。

事故による海洋汚染がないか調査のためにやってきたヒロイン。
採掘会社には、岩盤採掘のために岩を風化させる薬品を大量に使用していた事実があった。
最初は薬品の使いすぎによる岩盤崩壊が事故の原因だと推測したが、
事故当事者からサメの存在を聞き、さらに自分の目で巨大ザメの姿を見たヒロインは、
岩盤の下に眠っていた巨大な古代ザメが事故原因であると結論づける。

そのころすでに付近の海ではサメの殺戮が始まっていた。
人間はもちろん、潜水艦までもがその餌食に。

事態を知って出動した軍とヒロインたちは協力してサメを迎え撃つ。
第1戦目ではライフルが全く効かない固い外皮、戦闘機を叩き落すジャンプ力の前に苦渋を飲まされる。
第2戦目では秘密兵器・四足歩行戦車「ウォーキング・タンク」を投入するが、やっぱりサメの前にあっさり撃墜。

ヒロインは爆弾つきのラジオをサメに食わせて、
それによりサメを粉々に粉砕してハッピーエンド。

シャーク・アタック!! シャーク・アタック!!

○映画そのものの感想

ハメを外せばいいってもんじゃない(怒)。

最近はモンスター・パニックといえば、とにかくモンスターが巨大だったり、
巨大生物同士で対決したりと、過激で刺激的な方向にいきがちですが、
この映画もまさにその部類です。
サメが戦闘機叩き落したり、陸に上がって超俊敏に跳ね回ったり、だいぶムチャクチャやってます。

しかもそんなサメと戦うために出動した陸戦歩兵はなんと5人。
こんな化け物ザメ相手に装備はライフルと火炎放射器だけって可哀想すぎです。
サメと必死で戦っているシーンでは、なぜか緊迫感よりも悲壮感が (´;ω;`)

ジュラシック・ジョーズ ジュラシック・ジョーズ
↑ライフルを構えて勇敢にサメと戦う陸戦歩兵たち(左)と、絶対勝てる気がしないの図(右)


そして極めつけ、陸軍の秘密兵器である四足歩行戦車「ウォーキング・タンク」の登場です。
アフガンで使うために開発されたというその最新型戦車は、
なんと足が4本付いていて、まるでゾウのように歩くことができます。
ハイテクだ!すげぇ!

ジュラシック・ジョーズ


で、メリットは?(´・ω・`)

海岸でサメを迎え撃つのになんで四足歩行じゃなきゃいかんの。
グラグラ歩くから照準が安定しなくて、まったくサメに砲撃が命中しないし(汗)
サメの素早い動きに圧倒されまくっています。

1人乗りなのも意味わかりませんしね。
普通こういうのって砲撃手と運転手って別の人間がやるものなんじゃあ?

そんなこんなで砲撃を一撃も当てることができずにすぐにピンチになります。
アホ上官は「目を狙え!」って叫んでいますが、
ボディにすら当てれてないのにそんな無茶な注文があるか(怒)

でもこのウォーキング・タンク、一度だけ見せ場があります。
それは一番の特徴である「足」から繰り出されるキック。
その足から繰り出される鋭い二段キックは、一度だけではありますがサメの巨体を蹴り飛ばしています。
あの細い足でサメの巨体を蹴り飛ばしている姿には若干物理法則の歪みを感じますが、
この際それはいいでしょう。

ジュラシック・ジョーズ ジュラシック・ジョーズ
↑サメと対峙するウォーキング・タンク(左)と、自慢の足から繰り出されるキック(右)


ストーリー面では、話の本筋はまぁ悪くはないです。
重い過去を背負ったヒロイン(しかもちょっとお金にダーティー)が、
石油採掘会社の悪行を暴いていくうちに危険なサメの存在を知り、軍と協力して戦うって流れ自体は別にいいと思います。
B級モンスター・パニックとしては王道のストーリー。

でもあのライフセイバーラブロマンス3人組はいったいなんだったんでしょう?
お互いの恋の矢印が違うほうに向いてしまう甘酸っぱい人間ドラマは、完全に映画の主役級の扱いです。
1人の女の子が恋に破れて、『ああ、この娘はたぶんサメに殺されちゃうんだろうなぁ、
そして残された2人が復讐心を抱いてサメと戦っていくのかなぁ』 と、
そう思った瞬間まさかの3人ともガブリ。

エーーーッ!!!?
なんのために出てきたのこの人たち!?
序盤から30分完全に無駄使いです。
86分しかない映画なのに(笑)


あと演出がひたすらショボいですね。
CGで描かれたサメは大味すぎてリアリティのかけらもないマスコットみたいですし、
殺戮シーンも咬みつくような描写は一切なく、通り過ぎるように丸呑みするだけ。
モンスターの恐ろしさみたいなものは全く伝わってきません。
まぁ、CGが発達していなかった時代の映画だから仕方がえ、これ2012年の映画なの?

ジュラシック・ジョーズ
↑カマイタチのように一瞬で通り過ぎて丸呑み。殺戮シーンは全てこんな感じ。


ほかにも、サメ騒動で封鎖していたはずの海岸にグライダーが飛んでいたり、
至近距離でサメを爆発させて返り血まみれになったヒロインに何故かワカメが絡まっていたり
いろんな意味で秀逸な演出がいっぱいありました。

不平不満をいっぱい挙げましたが、
酒とか飲みながらみんなでワイワイやるには良いB級映画かもしれません。
作品のノリはいいですし、アホさ加減にツッコミながら観ることができます。
そういう楽しみ方ができない人は手を出さないのが懸命です(笑)


○登場するサメについて
登場するのは未知の古代ザメです。
ヒロインは仮説として、岩盤の下に仮死状態で眠っていたものが採掘事業によって目覚めてしまったもの、
メガロドンに近い仲間ではないか、ということを言っています。

体長は15メートル以上と語られていますが、
このサメはシーンによってかなり大きさが違って見えます(笑)
石油採掘施設や潜水艦を襲っているときは15メートルどころではないです。
サイズ合わせぐらいしっかりしろよー ( ο´Д `ο)=з

何よりすごいのはその運動性能。
ジャンプして採掘施設のクレーンに咬みつき、そのまま施設ごと海中に引きずり込んでいます。
さらには高スピードで飛行する戦闘機をジャンプして叩き落すなど、
かなりムチャクチャな行動も簡単にやってのけます。

そしてやっぱり特筆すべきは陸を歩けるということ。
胸ビレを足のように使って、よいしょよいしょと歩きます。
まぁムツゴロウやハタハタみたいな感じといえばありえなくもなさそうな設定ですが、
このサメ、なんと胴体を全く地面につけることなくヒレだけで立っているのです。
しかもその体勢からマリオばりのハイスピード連続ジャンプ。
物理法則さえ超越した神の領域の身体能力です(笑)

もうホントなんでもアリだな(笑)
ツッコむほうが無粋な気がしてくる、そんな徹底的なおバカぶりです。








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